SaaSは、店舗でソフトウェア単体を販売することとは異なり、インターネットを介してダウンロード形式でソフトウェアを販売します。ヒットすれば多くのユーザーを獲得できるうえ、メンテナンスやバージョンアップも簡単に行え、持続的なビジネスが成立するのです。したがって、フリーランスとしての成功を実現するには、ユーザーのニーズにマッチしたソフトウェア開発が欠かせません。
しかし、ゼロからではなかなかニーズを導き出すことは困難で、時間がかかり軌道に乗るまで苦労するでしょう。それを解決するには、ベンチャー企業にフリーランス枠で採用されることが一つの近道といえます。ある程度マーケティングのノウハウがある環境でソフトウェアが開発されているため、そのプラットフォーム開発に貢献すればいいのです。
この現場で活躍するために重要なことは技術力であり、まずはプログラミング言語を多彩に使いこなすことが必要となります。JavaだけでなくC言語のスキル、フレームワークであるWicketやSeasar2の知識も求められるのです。幅広いスキルがあれば、さらにフリーランスとして案件を獲得しやすくなります。
例えば、プラットフォーム開発が完了すれば、あらゆるユーザーの使用環境を想定して自分でデバック作業を行い不具合がないか検証したり、機能向上を提案したりなどがあります。また、実際にユーザーと面談して、ニーズの発掘やソフト修正を実施することで、マーケティングにも貢献できるでしょう。このような人材であれば、案件をたくさん獲得できる可能性が高まります。